フォトグラファーが行く、浜松女子旅。
レトロと新しさが交差する「クローバー通り商店街」へ

静岡県浜松市の天竜区二俣町にある、街と山を結ぶ「クローバー通り商店街」。1983年から続く商店街で、昔ながらの喫茶店やレトロなお店が立ち並びます。昭和の雰囲気を残しつつも、近年は新しいお店がオープンするなど新旧が入り混じった商店街です。
今回は、フォトグラファーの鎌田風花さんと小春ハルカさんがGENICプロデュースで女子旅へ。地域の人々のあたたかさを感じながら、街並みやお店、人との出会いを切り取りました。カメラ片手に巡った、クローバー通り商店街にある5つのおすすめスポットをご紹介します。
古いと新しいが共存する「クローバー通り商店街」
天竜浜名湖鉄道・天竜浜名湖線「天竜二俣駅」や「二俣本町駅」から、徒歩数分でアクセスできる、クローバー通り商店街。約700mの通りに40以上の店舗が軒を連ねています。
コロナ禍でやむをえず閉店を選ぶ店が各地で相次いだ時期にも、新たに4店舗がオープンしたという、たくましい動きを見せたクローバー通り商店街。レトロなお店の間に、新進気鋭のお店が肩を並べ、ほどよくノスタルジックで、どこか新しい空気が漂います。
Spot 1:満腹&ほっこりランチができる「クックハウスふくすけ」
まずは、駅側から商店街を数分歩いたところにある、25年続く老舗の洋食屋「クックハウスふくすけ」でランチ。アットホームでどこか懐かしい雰囲気が心地よく、扉を開けた瞬間からほっとするお店です。カウンターには猫の置き物がちょこんと座り、心優しい店主と一緒にあたたかく迎えてくれます。店主とのおしゃべりも、この店ならではの楽しみのひとつ。
ランチは「本日のパスタ」または「本日の料理」から選べます。店主が丁寧に作る料理は、優しい味わいで、ボリュームたっぷりなのにリーズナブルという嬉しい価格設定も魅力。ゆったりと満たされるランチタイムが過ごせます。
また、ランチタイムは10:00〜14:00と長めに設定されているため、地元の方はもちろん、旅の途中に立ち寄りたい観光客にとっても心強い存在です。お店を出るときには、“また絶対に食べに来たい”という思いがつのっていました。
Spot 2:はちみつの豊かな世界とカフェタイムが楽しめる「養紡屋」
さらに商店街を少し歩いて、2022年にオープンの、非加熱にこだわるはちみつ専門店「養紡屋(ようほうや)」へ。ミツバチの飼育から採蜜、瓶詰めまで、はちみつづくりのすべてを自社で行うお店です。丁寧に採蜜された養紡屋のはちみつは、自然本来の香りと風味がしっかり感じられるのが魅力。すっきりとした後味の「みかん」や、華やかな香りが広がる「さくら」など、種類豊富な商品が並びます。店内では試食もできるため、好みの味を探せるのも嬉しいポイント。
おしゃれなパッケージのはちみつはもちろん、お酒などのギフト向けアイテムも揃い、プレゼント選びにもぴったりです。
「はちみつレモネード」をオーダーし、お店の外にある席で、クローバー通り商店街の風景を眺めながらのんびり味わいます。
こだわりのはちみつの風味をしっかり感じられつつ、後味はスッキリ。水か炭酸、好きな方で割って楽しめます。
Spot 3:フードロスに向き合いながら
クラフトアイスをいただける「包商店」
白のおしゃれな外観が目を引く、2021年オープンの「包商店(パオストア)」。クラフトアイスが人気のお店です。空間デザインなど多方面で活躍する店主が手がけるクラフトアイスは、季節によって種類が変わり、これまでに250種類以上にもなるのだそう。材料に、市場に出回りにくい規格外の野菜や果物を取り入れているため、包商店のアイスをいただくことが、そのままフードロス削減にもつながります。
オーダーしたのは、「パッション・ラムミルク」と「ピュアヨーグルト」のダブル、そして「レモングラスジャスミン」と「もも」のダブル。他ではあまり出合えないフレーバーも多いので、迷ったら店主におすすめを聞いてみて。その味が生まれた背景や、こだわりのエピソードを教えてくれるかもしれません。広々とした店内は、店主のセンスが光る落ち着いた空間。ゆったりとアイスを味わいながら、フードロスについて考えるきっかけにもなります。
Spot 4:ご当地の美味しいお土産探しに
ぴったりの「森のマルシェきころ」
包商店のすぐ近くにあるのが、野菜や果物、刺身、惣菜、スイーツなど、日々の暮らしに寄り添う食品が並ぶ「森のマルシェきころ」。新鮮さや安全性に配慮した商品が揃い、地元の人はもちろん、旅の途中で立ち寄る観光客にとっても嬉しい、温もりにあふれたスポットです。中でも、浜松の名産品が豊富に揃う「大地のめぐみ」コーナーは、ここでしか手に入らない食品も多く、旅のお土産探しにもぴったり。
Spot 5:森の中でアートと建築の調和を感じる「秋野不矩美術館」
クローバー通り商店街から少し足を延ばすと、森に囲まれた自然豊かなロケーションに佇む「秋野不矩(あきのふく)美術館」があります。木々や季節の花々を眺めながら向かう道のりも、訪れる楽しみのひとつです。
二俣町生まれの日本画家・秋野不矩の名を冠した本美術館では、彼女の作品がもつ繊細なタッチや空気感を肌で感じることができます。また、作品と調和するよう、建築家・藤森照信によって設計された、独特な世界観も魅力です。
館内で印象的なのは、漆喰の白壁。大きな絵画を引き立て、作品の世界に没入できます。さらに、天竜杉をはじめとする地元特産の自然素材が随所に使われ、温もりのある落ち着いた空間が広がります。グッズコーナーでは、展示作品のポストカードも購入できます。
懐かしい商店街のあたたかさと、新しいお店のワクワク感が同時に味わえる街歩きスポット、クローバー通り商店街。豊かな自然に包まれた穏やかな空気の中、のんびりとカメラ片手に散策を楽しんでみてください。


